LSDの威力(街乗り~峠走行編)
デフのならしということで、この休日は頻繁に走りに行くようにしています。というのは、2月3日に走行会があるので、それまでならしを終わらせて、デフオイルを交換しておかねばならないためです。
まだ装着している方の少ないこのパーツ。ですが、大きく挙動が変わる楽しいパーツなので自分の体感の範囲でレポートします。
▼街乗り
通常の走行には特に問題はなく、街乗りすら楽しくなります。
交差点を曲がるときの挙動、ちょっとしたカーブでステアリングを切ったときの車の曲がり方などが大きく変わるので、今までの感覚とはまたひと味違った感じで楽しめます。
ただ、超低速時で街角を曲がるとき(一時停止で左右を確認しながら道に出る、Uターン、駐車時、ビルの中の駐車場やスロープを走るとき)などで、いきなりトルクがかかり、想定外の動きをするときがあります。
空転すればまだいいのですが、ネオバのようにハイグリップタイヤで地面をしっかりとらえたときは、いきなりグッグッグ!と揺さぶるように動くので、思わぬ動きをします。
おそらくそれで事故になるとかはないでしょうけど、超細い道をバックするときなどは気をつけた方がいいかもしれません(うちの駐車場)。
また、バックの際に以前より曲がらなくなりました。特にバックで車庫入れする際は、前方にスペースがない場合は切り返しが多くなるかもしれません。
縦列駐車も多少は気をつけた方がいいかと思います。空転じゃなく、いきなりトラクションがかかって前の車にガツン!とかシャレになんねぇー(´・ω・`)
でも、Uターンは超楽しいです(*´∀`*)
▼高速道路
高速道路でもバリバリLSDの効きは体感できます。
特にゆるく長く続くカーブで(具体的にはレインボーブリッジの下側を通る前の登りのスロープや、大黒PA近辺のスロープ部分など)ステアリングを一定にしながらアクセルを強めたりゆるめたりすると、アクセルのオンオフで車体の向きが若干変わります。
2WAYなのでオンオフの関係はないはずのですが、車体の加減速による加重の変化のため車体が傾き、トラクションのかかりに変化が出て、車体の向きが変わります。
具体的には、踏むと曲がります。クイッとアクセルを踏むとノーズがステアを切っている方向にグイッと入るイメージです。
まだサーキットを走っていないのでわかりませんが、筑波の最終コーナーとかでこのあたりの効果が良く出そうな気がします。
あと、ステアの切り角で効きが変わるのですが、特に高速道路ですと左右それぞれ30°くらいステアを切ると挙動がいきなり変わって、ノーズがステアを切った方向にぐいっと入ります。
たぶん使い込むほどにマイルドになるとは思いますが、長い緩やかなカーブをじっくりステアを切っていくと、いきなりノーズが内にはいるので最初は驚くかもしれません。
スピードを出しているときの加減速とステアの切り角には多少気をつけた方がいいかな?
感覚になれるまでは。
▼峠
これはもう圧倒的に楽しいです!(`・ω・´)
特に登坂(ヒルクライム)が良いですね!
斜め後ろからゴリゴリ押し出されるような感覚で、どんどん登ってどんどん曲がっていきます。
ただ、下りはケツが出るというか荷重が前にかかるので後輪が空転しがちです。滑ります(`・ω・´)
若干怖いですが、楽しいですね!
ただ、どのタイミングでケツが出るかがまだつかめていないので、動きは何となくぎこちない走りになってしまっています(´・ω・`)
ノーマルのオープンデフと比べて、鼓動を感じる楽しみと、クルマとの対話性が格段に上がり、なんともじゃじゃ馬というか、会話の出来るクルマになったような気がします。
これはこれで結構楽しいです。
後はサーキットだな!(`・ω・´)