あまりぐっすり眠れなかったのですが、朝はすっきり目が覚めました。
朝食をいただいて、いよいよビーナスラインへ向かいます。

メインのベーコンとウインナーは結構美味しかったですね。清里ハムらしい。

清里から八ヶ岳高原ラインを走り、ビーナスライン方面へ。

この八ヶ岳高原ラインだけでも十分に楽しく、気持ちのいい道です。遠くに富士山も見え、澄んだ空気が肌で感じられました。

「これはビーナスライン、かなり期待できるぞ」と胸が高鳴ります。

そして、いよいよビーナスラインへ。白樺湖を抜け、峠道に入っていきます。
ここからは、18年前には霧で見ることができなかったあの雄大な景色が目の前に広がります。

まるで空を飛んでいるかのような爽快感。気温もちょうどよく、オープンで走るのが心の底から楽しい──そんな時間でした。

途中たくさんのロードスターとヤエーで手を振り合いながら、どんどん登っていきます。

標高が上がるにつれて気温は下がっていきますが、心がワクワクしているので全く寒さを感じません。
峠を越え、ついにビーナスラインの頂上へ。かなりの車の数におどろきました。

18年前の雨の日は誰もいなかったので、この賑わいには少し感動しました。
ただ、年齢のせいか体重のせいか(笑)、空気が薄くて息が上がり気味。ぜいぜい言ってましたね、私。

頂上を満喫したあとは、来た道を戻ります。
下り坂もまた楽しく、なぜかロードスターの台数がさらに増えていることに気づきました。
あとで知ったのですが、どうやら女神湖で「裏女神ミーティング」というイベントが行われていたようです。
白樺湖から女神湖にかけて、そこら中にロードスターがいてびっくり(笑)。

ずっとすれ違いざまにヤエーをしているような感じ。ざっと50台以上はいたんじゃないかなと思います。
女神湖のほとりで少し休憩し、写真を撮ってから帰路へ。

とはいえ、まだ200km以上あるので、気を抜けません。
「メルヘン街道を通ろうかな」とも考えましたが、道が荒れていそうだったので、佐久方面へ回り込み、山道を抜けて秩父へ向かうルートにしました。
ただ、佐久から299号線に入るまでも意外と距離があり、ランチを食べそびれてしまいました。
道の駅で適当にお弁当を買い、峠の駐車場で簡単に昼食。

この時点で14時を過ぎており、予定より2時間ほど遅れ気味でした。でも、ビーナスラインが楽しすぎたから仕方ないですね(笑)。
帰りは門限があるわけでは無いので気楽ではありますが、山道で真っ暗になるのはしんどいなと思い、ペースよく走り抜けます。
でも休憩はします笑

関東の山深いエリアにはあまり来たことがなかったのですが、下仁田〜南牧村〜上野村あたりの峠は初めてで、思わず感動。
東京近郊にも、こんな秘境のような場所があるんですね。

ずっと道志みちや椿ラインのような峠が100km近く続く感じで、走りごたえ抜群。
さすがに途中から右脚の踵が痛くなってきました(笑)。
一息つこうと、あらかじめ目をつけていた「両神温泉」に立ち寄り、湯船でのんびり。

マッサージもして、しばし仮眠。
身体がほぐれたところで、秩父方面へ下っていきます。
ただ、まだ自宅まで100km以上あると気づいたときには、少しげんなりしましたね(笑)。
帰り道の締めくくりに、人生初の「山岡家」へ!
青梅の店舗に立ち寄って、がっつりラーメンを堪能。

そのあとは下道をのんびり流して帰宅しました。
トータルで約590kmの下道ドライブ。なかなか頑張った方じゃないかなと自分でも思います。

でも今回は一人旅。気ままに、誰にも気を使わず、音楽を爆音でかけ、時に飛ばし、時に休み──そんな自由を満喫できた二日間でした。
帰宅後は、もちろんピカピカに洗車して旅の締め。

出発前にも洗ってるんですけどね(笑)。
18年ぶりのビーナスラインの旅。
ただ走りに行っただけではなく、東京から長野に至るまでの道のりの中で、いくつもの新しい発見がありました。
以前ロードスターに乗っていた頃から、自分の経験も人生の解像度も少しずつ上がっているように感じます。
またいつか、どこか遠くへ走りに行きたい。
そして何より、こんな自由を与えてくれる家族に感謝。
妻には本当に頭が上がりませんね。
コメントはまだありません