MR-S 生産終了 残り1000台
トヨタが誇る国産ミッドシップ2シータースポーツカーのMR-Sが本日生産終了の発表がありました。
残り1000台の特別仕様車が発売となります。
残り台数カウントダウンということで、上記にて特設サイトの開設となっておりますが、スポーツカーファンとしては、いやはや、悲しいものがあります。
特に最近スポーツカーの生産終了が激しいですな。
最近でもNSX、インテグラ、セリカと続いておりますが、トヨタはスープラもなくなりセリカもなくなり、MR-Sもなくなり、残るのはレクサスSCのみ。はたしてSCをスポーツカーと呼ぶかどうかは疑問だが、F1に車を出している会社がスポーツカーを扱わないってどうなのよ?と感じます。
MR-Sは残っている国産スポーツカーの中では唯一もっともロードスターに近いコンセプトがあったと思う。
こういうコンセプチュアルな車を、なくしてしまうのはすごくもったいないと思うんだよね。
この類の車に対する価値観はすぐに育つ物じゃない。
軽自動車なら「安い」「便利」「女の子でも乗りやすい」と、すぐにコンセプトは理解できるし、ミニバンならファミリーが乗るに便利で使いやすい、高級セダンなら金持ちが乗る、SUVならみんなで楽しむ若者やアウトドア好きのおじさんが、といわゆる大衆車というのは方向性も明確で対象もわかりやすくなっている。
でも、スポーツカーは違うと思う。
若者にとってはあこがれで、年をとればには若いときの夢を具現化するものとなり、人それぞれいろんな楽しみ方があって、速さを競ったり、峠を攻めたり、ギラギラにしてカッコつけたり、オープンにして風の中でストレスを解消したり、官能と性能が両立するエンジン音に酔いしれたりと、いろんな楽しみ方を高い次元で見せてくれるのがスポーツカーであり、それが他の大衆車にはない、人それぞれの想いとかも乗せてくれる物だと思う。
特にロードスターはそんな車だと感じます。
もちろん、2シーターで荷物は乗らない、オープンにすれば暑いし寒いし汚れるし、MT車は女の子はまず乗れない、維持費もかかる、保険も高い、快適性は無い、リクライニングできない、狭い、と大衆車と反比例する所も多数ある。
でも、それを超えてあまりある経験と楽しみが出来る車だと思う。
もちろん、使用目的や価値観によってどの車を選ぶかなんて自由だし、私もいずれはミニバンとかに乗るかもしれない。
そう言う意味では車という物をいろんな側面からスポーツとしてアプローチして、お求めやすい価格で提供しているマツダは偉いなぁ、と思います。まぁ、安いなりに行き届かないところもあるけどね。
でも、やっぱり「車を楽しむ」というコンセプトがこうして一つ一つ消えていって、残るのはセダンとミニバンと軽自動車ばかりになるのは見ていて悲しくなるなぁ、と思いました。
ちなみに、オイル交換とオイルフィルターの交換をしてきました。
いや、やはり全然変わりますね。吹け上がりがいいというか、スムースに5000回転くらいまで回ってくれます。
上り坂の信号待ちで、少しアクセルを強めに踏んだら、路面が濡れていたせいもあってタイヤがスピンしてしまいました(´・ω・`)