椿ラインから富士山を望むNDロードスター

2025年の春ですが、ロードスターを購入してから4月・5月の週末が９週連続して雨という状況で、納車後からどうもすっきりしない週末の晴れ間を縫って走っていました。
春先のもやがかった天候ということもあり、富士山があまりきれいに見えるタイミングもなく、先日も芦ノ湖スカイラインを走ったものの、全く富士山が見えませんでした。
せっかくなので、富士山を背景にロードスターと一緒に写真を撮りたいなぁと思っていたのですが、ちょうど6月の頭に風向きと前日の関係から、「おそらく富士山がくっきり見えるだろう」という予測を立て、朝の3時に出発し、夜明けの富士山を拝むために椿ラインを走りに行きました。

ここ10数年、釣りを趣味にしていたこともあり、天候と風の予測から、だいたいどんな空模様や海の様子になるのかがなんとなくわかるようになってきたこともあって、この日は北西からの風が朝から吹いており、こういった場合、海の水蒸気からできる雲がなくなり、前日が晴れていて朝方が冷え込んでいたことも重なって、おそらくすっきりとした空になり、富士山の頂上も少し冷え込むだろうなと思いながら、明け方になる前に出発しました。あまりに朝早かったことと、平日ということもあり、他にドライブをしている車はいませんでしたね。
湯河原の駅前も始発前でしたので、記念写真。

天気の予想が的中し、到着するころ、夜が明けるタイミングで、きれいな富士山の全景をくっきりと拝むことができました。

これほど自分の天気予報がバッチリはまると、かなり気持ちが良く、椿ラインを登り、大観山から箱根新道を下ってまた登ってと、走りまくりまして、記念写真も撮影でき、大変満足のいく朝ドライブでした。

実はこの日は金曜日で、特に朝から仕事があったわけではなかったので、子供たちが通学する時間になるくらいにはもう帰宅するという超特急のドライブでしたが、5時間ほどのドライブで非常に内容の濃い走りと景色を楽しむことができ、大満足です。

大観山のドライブインに設置されたライブカメラにも映りながら、山頂で朝食を食べるという最高のシチュエーションで朝を迎えることができました。

携帯の電波も届きにくい場所で、朝日を全身に浴びながらドライブをし、自分と向き合い、そして爽やかな朝を迎える――もうこれだけで、「なんて贅沢な時間の使い方をしているんだろう」と心から思います。

もちろん家族との時間も大切で、とても楽しいのですが、こうして自然と自分を一体化させて、一人の生き物として自分を大自然の中に置くというのは、とても大事なことだと感じます。